賃貸仲介営業マンへの報奨金(インセンティブ)について

2012-02-27

ここ数年、数多くのセミナーや勉強会に参加していますが、空室が毎年増えるにつれ空室対策に仲介してくれる営業マンに対し報奨金(インセンティブ)を渡すことを奨励している講師の方が何人かいました。

商品券より現金2万~3万・・・中には家賃の1ヵ月分を!!仲介業者に渡す広告宣伝費なみですね。もちろん実際にインセンティブを個人に渡している方がいるのを知ってはいましたが、セミナーの中で空室をうめるノウハウとして紹介するとは、呆れます。

出版されている書籍の中にも堂々とインセンティブが効果絶大などと紹介してるものも
見うけられます。大手も含めモラルのある仲介業者は社員にインセンティブの受け取りを禁止しているところももちろんあります。

私が以前いた旅行業界でも数十年前に(バブル期頃まで)同じようなことが一部の業者間
でありましが、今は個人に自分の会社の社員でもない者に報奨金を渡すなど考えられません。

確かに効果は絶大でしょうが、報奨金を受け取った営業マンが数年後どんな人間になって
いるか経験から想像がつきます。

このようなことが何回か続くようになると将来この営業マンは報奨金を受け取ることが、あたりまえと考えるようになり自らインセンティブを要求するような人間になってしまうことが心配です。人間性を変えかねません。
そんないやな場面を多く見てきました。頑張って物件力を上げ、営業している他の大家さんにも失礼です。こんなの空室をうめるノウハウでもなんでもありません。

営業訪問した仲介業者さんが媒体などで物件を紹介して協力いただいた場合は、次回の
訪問には手土産にスイーツなど持って行ったり営業マンと打ち合わせや情報交換などにはコーヒーや食事など、これくらいは出すようにしてます。不動産業界・・・時代に取り残されたようなところが、まだまだありますね。


林 浩一(はやし ひろかず)1960生まれ

高校卒業後、アメリカLA Pacific States University~獨協大学中退

サラリーマン時代は旅行業界で特にアジアの都市&リゾートの商品企画を担当する。
現地ホテルの仕入れ交渉や新商品開発をシニアマネージャーとしてホールセラー
と現地に飛び多くのヒット旅行商品に携る。
またダイヤモンドホテルのフロント業務なども経験する。
現在、アパート・テラスハウス・学生寮・区分所有(タワーマンション)駐車場など
所有・管理する大家 J-REC会員 へなちょこ大家倶楽部 主宰

 


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