大家目線と内見者目線の違い
初めまして。茂助と申します。
今回、初めて全国大家ネットワークにコラムを寄稿させて頂きます。
今までのコラムは格調高いものばかりですが、今回のは軽い読み物風にしていますので気軽に読んでください。
さて、世間一般の人が持つ大家さんのイメージは、
大して働かなくても「家賃収入で優雅に暮らしている」というものです。
確かに昔はそんな大家さんがいました。でもそんな時代はとうに過ぎ、
今は年々厳しくなる環境の為に空室がなかなか埋まらない状況です。
そんな時だからこそ、大家さんは努力しなければいけません。
規模は小さくても大家さんは社長さんですから、
賃貸経営をしっかりと継続しなければいけません。
大家目線と内見者目線の違い
皆さんはこの絵が何に見えますか?
実はこの絵はだまし絵と言われるもので、二通りの見え方があります。
そうですね、うさぎとあひる、二通りに見えます。
一般的に人は自分の経験を元にものごとを見ます。
ですから同じ絵を見ても人によっては全く違うものに見えるのです。
同じアパート/マンションを見ても内見者と大家さんとは印象が違います。
例えば、玄関脇の駐輪場にな錆だらけの持ち主のわからない自転車が放置されている。
ポスト周りにはポスティングチラシが散乱している。
廊下の蛍光灯が切れかかっている。
大家さんはこんなところは見慣れているので、何とも感じなくなっています。
でも、この建物を初めて見る内見者はそれらを見てそして不快な思いをします。
内見者が数人来ても決まらない物件はこんな事が原因になっているケースが多いのです。
提案 大家さんは内見者目線になろう
内見者目線で自分の物件を観察しましょう。
内見者目線になるのは簡単です。大家さんがその様に意識するだけです。
意識するだけで今まで見逃していた問題が見えてきます。
もし、自分の判断に自信がない場合は、友人や家族にも見て貰って意見を頂きましょう。
そして、内見者の目から見て不快なところは改善しましょう。
そこからが賃貸経営の第一歩が始まります。
加藤茂助